2017年11月28日
長崎 第46回護法大会
【長崎】長崎県宗務所主催、第46回護法大会が11月28日、長崎県佐世保市のアルカスSASEBOにて開催され、離島地区を含む県内各地より約1500人を越える檀信徒が参加した。
「いのちに合掌~日蓮聖人降誕八百年に向けて~」と題して行われた大会は、長崎県宗務所長を導師に、立正安国・世界平和、さらには熊本地震・九州北部豪雨等の災害殉難者の慰霊、また早期復興を祈念する法要にてはじまった。法要中の修法(修法導師=松本玄経師)では力強い読経の声がホールにこだまし、檀信徒もそれに応えるように一心にお題目を唱えていた。
続いて、落語家・天台宗僧侶の、露の団姫師による仏教落語が披露された。三途の川を題材にした「仏は君をホットケない」という露の団姫師自身による作品は、様々な仏様の役割を知り、仏様を身近に感じて欲しいと思いの込められた噺で、聴衆の心を引き付けていた。また続いて、露の団姫師の夫である太神楽曲芸師の豊来家大治朗師による曲芸も披露された。
講演では「法華経が好き」と題し、露の団姫師の、法華経との出会い、また落語家・僧侶を志したきっかけや、修行時代の話をもとに「主体性を持った信仰は人生を楽しく明るくするものである」と語った。
盛況の内に幕を閉じた大会を通し、長崎県宗務所所長の挨拶にて述べられた「いのちに合掌するという心の素晴らしさ」また「祈りの大切さ」を感じ得た参加者からは「是非今日の想いを家族にも伝えたい」との感想が多数聞かれた。