2017年11月26日
青森 唱題行のつどい
【青森】青森県宗務所(秋田堯瑛所長)主催の唱題行のつどいが11月26日、三戸町妙光寺(鳥谷部隆祥代務住職)で開催され、約140人の檀信徒僧侶が参加した。
開会式に於いて秋田所長は、「平成32年に青森市蓮華寺で行われる降誕800年法要では唱題行を行うため、今回初めての方はもちろん、今まで何度も参加された皆様も気持ちを新たにして精進して欲しい」と挨拶した。
講師である求道同願会副会長の田端義宏師(鰺ヶ沢永昌寺住職)は、「自分中心から、ほんのちょっとだけ相手へ気持ちを向けることで社会が素晴らしく変化する。身も心もお題目に任せて祈りを捧げて欲しい」と唱題行の意義や理念を説明し、実践に入った。
今般会場となった妙光寺は、京都妙顕寺の流れをくみ、約400年近い歴史がある。町内で酒屋を営んでいる、同寺総代長兼護持会長の小島勝栄さんは、「4月に今回の件を住職上人から聞いた時には、本当に出来るのかとても不安だった。しかしこれを機会に、伽藍の整備やペンキの塗り替え、庭木の伐採や大掃除など、永年の懸案事項を一気に行うことが出来た。唱題行がどういうものか分からず、皆で手探りで事業にあたったが、こんなにも大勢の皆様が県内各地から訪れていただくのを見て、とても感動している。お陰様で檀家全体がまとまることができ、このような機会を頂いたことに大変感謝している」と涙ながらに話していた。