2017年11月25日
広島 福山市光政寺で落慶法要
【広島】十一月二十五日に光政寺(下井泰全住職)において、宗祖日蓮大聖人御降誕八百年並びに、樹榮山光政寺開山四百年記念山門及び玄関の改修工事完成の落慶法要式が、僧侶檀信徒二百二十八名の参加により、成大に営まれた。
光政寺は、初代住職智善院日凰聖人が初代福山藩主水野勝成公とともに三州(現在の愛知県)刈谷(現在の刈谷市)一乗寺から備後に来られ、元和六年(一六二〇年)に創建された寺院である。
昭和二十年の福山大空襲によって焼失した山門が、この度七十二年ぶりに建立され蘇った。
法要前の稚児行列ではご住職を先導に、参加した稚児が三十八人とその父兄、檀信徒と共に、再建された山門の通り初めが行われた。
式では、二百二十八人の参列者全員は本堂に入りきれず、客殿のスクリーンに同時中継され、成大な法要が営まれた。
式後は、女性講談師一龍斎貞鏡師により、光政寺の四百年の歴史、宗祖一代記が語られた。
祝辞では、県内寺院を代表して渡部公悦宗務所長が述べられ、謝辞では、住職が「山門が出来たで終わるのではなく、ここから法華信仰の文化を次世代に繋げて頂きたい」と力強く語られ、法要が締めくくられた。