日蓮宗新聞

2017年11月10日号

身延山で中央檀研道開く

中央檀研道①日蓮宗宗務院主催の中央檀信徒研修道場(野坂法行主任・塚本智秀講師)が10月30日から11月1日まで、山梨県身延山信徒研修道場で開催された。全国から集まった17人が日蓮聖人の御魂が棲まう聖地で、宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」推進のための信行推進者を目指すため、「合掌」の心を学んだ。
開講式で道場生は、日蓮聖人のご廟所を遥拝できる常唱殿でお題目を捧げた。講義では日蓮宗徒の信条を振り返り、日蓮聖人が求められた安穏な社会に向けて、僧侶だけではなく檀信徒とともに積極的に教えを伝えることが着実な実現方法だと再認識した。
ほか日蓮聖人のご生涯や合掌についての講義、唱題行、信仰の立ち居振る舞いを学ぶ勤行の実習、また道場生が語らう法座では参加の動機を紹介した。道場生からは、「身延山での修行という貴重な機会を失いたくない」「まず自分の信仰を磨かないと誰にも伝えられない」などの声が聞かれた。さらに「若い人を宗門運動に参加させるのが私たちの仕事」という声に、野坂主任は「若者は実はとても純粋で、しっかりとした生き方を求めている。私たちが若者や子どもの琴線にふれるような活動や姿を見せれば、必ずついてくる」と助言。塚本講師も、「まずは私たちが心通わせ精進することが大事」と結んだ。
翌日には、総本山身延山久遠寺(内野日総法主)で早朝の凛とした空気のなか勤行に参列した。旧書院では内野法主猊下が、公私の最優先での道場参加に謝意を表され、「世の中には気に入らないことばかりかと思います。だからこそ共に生き共に栄えるという法華経・お題目の教えが必要なのです。私は92歳ですが、一緒にお題目を中心とした社会づくりを頑張って参りましょう」とお言葉を述べられた。
各家庭でのお勤めや普段の生活も修行の場だが、身延山での2泊3日の道場は世間や雑念から完全に離れることで心を洗い、ひたむきにお題目や日蓮聖人の教えに向き合うことができる時間だ。北海道から初参加した女性は、「管区、教区とステップアップして念願だった聖地での修行に参加できた。内野法主猊下のお言葉に勇気付けられ、もっと勉強して次回の参加をより良いものにし、仲間を導いていきたい」と抱負を述べた。

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