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2017年11月7日

佐賀 護法大会

佐賀171107a (2)【佐賀】去る10月29日、佐賀市の文化会館にて、佐賀県宗務所(田中英康会長)主催の、護法大会が開催された。
当日は、台風が近づいているという心配もある中で、佐賀県内各地より、約1000人程の参加者が、文化会館大ホールに集まることができた。
この大会は、日蓮大聖人御降誕800年の慶讃ということで、千葉県小湊の大本山誕生寺より、大聖人の御幼像をお迎えすることから始まった。
稚児行列と共に、御幼像が会場全体を練り歩き、舞台に到着すると、宮本智昭修法師会長導師によって、開眼修法が行われた。
そのまま、寺庭婦人・檀信徒による、宗歌斉唱と和讃奉納があり、厳粛な空気のまま、慶讃法要が開始された。
法要中は、藤本宣文声明師会長主導の声明や、田中宗務所長の慶讃文によって、大聖人の御降誕や、その遺徳が讃えられ、会場全体が厳かな雰囲気に包まれていた。
法要の後は、両親閣妙蓮寺御住職の上村貞雄上人による法話が行われた。上村上人は、お題目の力によって、今の私達がまた新たに生まれ変わることが出来ると、蘇生の力があるのだと説かれた。私達のいのちと共にお題目があれば、お題目の力を届けることが出来れば、生き辛い世の中であっても、常に新しい気持ちで、自分や周りを見つめ直し、より良く生きて行くことが出来るのだと、そしてこの護法大会をきっかけに、それに気づくことができるのだと、会場中に呼びかけられていた。
昼食休憩を挟んでの後は、ヴァイオリニストの式町水晶(しきまちみずき)氏の、三重奏コンサートが行われた。 式町氏は、先天性の脳性麻痺を持ち、リハビリとして始めたヴァイオリンで才能を発揮。全てのいのちが、必ず輝ける方法や場所があるのだと.その苦しいはずの半生を、明るい語り口で楽しそうに参加者に語っていた。実際の演奏は、とても何かのハンデを持っているとは微塵も感じない、素晴らしいものであった。会場中が式町氏の奏でる音色に、
ピアノとギターとのハーモニーに聞き入っていた。
コンサートが終わると、間もなく唱題行が始まり、参加していた全ての僧侶が舞台上でお題目を唱え、そこに、青年会の行脚隊が、会場を巡った後、合流していた。
そして、宗務所長の御礼の挨拶の後、協議員議長の閉会宣言によって、護法大会は幕を閉じた。台風の接近で、開催も危ぶまれた大会であったが、その影響はほとんど無く、多くの方が参加することが出来た。
大会の中で、一貫して伝えられていた、「いのちの尊さ・有難さ」を、改めて感じることで、参加者の心の中は、大会終了後の佐賀の空のように、遠くまで青く澄み渡っていたことであろう。

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新年のご挨拶。

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