2017年11月5日
山梨3 平成29年3第三回 朝粥会
【山梨3】11月5日、南アルプス市古市場妙源寺(及川是教住職)を会場に布教師会(柏原啓修会長)主催、寺庭婦人会(岡本知子会長)共催、宗務所(岡本正富所長)後援の『平成29年3第三回 朝粥会』が開催された。
この朝粥会は飽食の時代にあって、食の原点を見直そうという目的で毎年9月から11月までの間、管内寺院を会場に毎月1回行われている。
早朝から続々と集まった参加者は教師・檀信徒合わせて百人になった。
会は恒例の「たちばな和讃会」会員出仕による法華和讃奉詠で幕を開け、及川住職を導師に約20分の朝勤を行った。
満席の本堂に読経・唱題の声が響き渡った法要後、及川住職は最近の自身の信仰体験に触れ「ありがとう、すいませんと言う言葉を本当に心を寄せて言っているかと最近考えます。先日団参で七面山にお参りさせていただく予定が台風により中止になってしまいました。しかし当日参加予定であった方の想いを背負い、代表してお参りしようと思い、お参りさせていただきました。悪天候の中であったが何事もなく無事お参りが出来、守護されていることを強く感じました。私自身の信力が強く増したと感じた」と思いを述べるとともに大勢の参加に対し感謝の気持ちを述べた。
続いて布教師会会員の横山瑞法師の法話が行われた。
横山師は法話の中で
「今の時代信用、信頼関係が大事だと感じます。私がお寺の住職として得た信用は自分だけで得た信用ではありません。お釈迦様、日蓮聖人、歴代住職がいたからこそであり、私の力は微々たるものだと感じます。日蓮聖人は法華経の教えに入ることは信じることが土台で根本である。どんなに法華経を勉強した学者さんよりも、信心を持ってお題目を唱える方が成仏できると言っています。ですから皆様信心を持ってお題目修行を行ってください。」と述べた。
法話終了後、地域の公民館に場所を移し、早朝より管内寺庭婦人が心を込めて用意した朝粥が振舞われると、食法を唱え、感謝の気持ちと共に一杯のお粥を大切に頂いた。参加者は「お経をあげ、法話を聞いたあといただく食事はいつもの食事とは違った。一滴の水、一粒の米に感謝することができた。」と語った。