全国の通信記事
2017年10月30日号
石川1 布教師研修会
【石川1】布教師会(伊藤寛仁会長)主催の研修会が10月30日、金沢市立像寺で行われた。講師には、身延山大学教授
望月真澄先生を迎え「日蓮宗の法華霊場と巡拝信仰」と題してご講義いただいた。
江戸時代に作られた全国の霊場巡拝ガイドブック「法華霊場記」や御首題帳などから、当時の布教方針や檀信徒の姿勢が見えた。また、江戸?身延間の寺院、宿場や熱海での湯地なども載った「身延双六」からは、庶民の遊びの中にも身延詣でがでてくるほど、江戸からの参詣が多かったことがうかがえた。
立像寺第22世優陀那院日輝が開設し、日蓮宗近世教学の発祥地である「充洽園」の場をお借りしての研修会は、
その時代から続く信仰の姿や、古い資料の見方などを学ぶ貴重な時間となった。
2017年10月29日号
千葉西 地区統一信行会
【千葉西】茂原・長柄・長南地区1組2組寺院連合主催による地区統一信行会が、10月29日、長柄町光明寺(亀井玄栄代務住職)で開催され、檀信徒ら90人が参加した。
亀井住職を導師に日蓮聖人第736遠忌の報恩御会式法要が営まれた。式後、参加者が事前に自宅で管内謹製のお題目写経を池沢映夫さん(同寺筆頭総代)が代表して納経した。続く清興では講談師・一龍斎貞山が日蓮聖人御一代記からご入滅の場面を中心に口演した。最後に次回開催寺院の茂原市本山藻原寺の総代・鎗田泰夫さんが挨拶。来年の参加と日蓮聖人大銅像建立に向けての協力を呼びかけた。
静岡中 檀信徒がお会式前の大掃除
【静岡中】10月29日、清水区妙蓮寺(笠井照永住職)でお会式前の大掃除が行われた。台風の影響で朝から大雨が降っていた中、檀信徒32名が参加。この大掃除は日蓮聖人への報恩感謝の気持ちを込め、毎年お会式法要(妙蓮寺では11月3日)直前の日曜日に行われている。仏具の清掃や香炉の灰ならし、堂内外の桜飾り等、普段手の行き届かないところまで念入りに清掃奉仕をした。参加者は、家の掃除はしなくてもお寺さんの掃除は欠かさずやりたいですと笑顔で語った。僧俗共に菩提寺を盛り上げていく力強さを改めて感じた。