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2017年10月30日
石川1 布教師研修会
【石川1】布教師会(伊藤寛仁会長)主催の研修会が10月30日、金沢市立像寺で行われた。講師には、身延山大学教授
望月真澄先生を迎え「日蓮宗の法華霊場と巡拝信仰」と題してご講義いただいた。
江戸時代に作られた全国の霊場巡拝ガイドブック「法華霊場記」や御首題帳などから、当時の布教方針や檀信徒の姿勢が見えた。また、江戸?身延間の寺院、宿場や熱海での湯地なども載った「身延双六」からは、庶民の遊びの中にも身延詣でがでてくるほど、江戸からの参詣が多かったことがうかがえた。
立像寺第22世優陀那院日輝が開設し、日蓮宗近世教学の発祥地である「充洽園」の場をお借りしての研修会は、
その時代から続く信仰の姿や、古い資料の見方などを学ぶ貴重な時間となった。