2017年10月2日
岡山 檀信徒研修道場
【岡山】十月二日、岡山市北区の最上稲荷山・妙教寺(稲荷泰瑛猊下)を会場に「第二十八回檀信徒研修道場」が開設され、当日は足元の悪い中、七十二名の檀信徒が参加し、研鑽を積んだ。
午前十時、壁村憲尚伝道担当事務長導師のもと、妙教寺本堂内にて読経唱題をもって開校式。壁村事務長より「本日は足元の悪い中、大勢ご参加頂き有難うございます。当組寺は法華信仰の深い地区で御座います。この深い法華信仰を次世代に伝えるべく、今日一日頑張ってください。」と挨拶され、次いで稲荷山主より「この度、檀信徒研修道場が当山で開催され、大変嬉しく思います。当山は古く、何かとご不便をお掛けしますが、有意義かつ良き思い出になれば幸いです。」と挨拶された。
開校式に続いて、平野泰真師(備前市妙圀寺住職)指導により、「常不経菩薩品」の二十四字の説明、更には自我偈訓読の練習に続き、数珠の扱い方や礼拝の仕方、そして唱題行の指導も行われた。
その後一行は、宿坊・顕妙閣へと場所を移し、岩佐仏喜堂五代目・岩佐一史様ご指導のもと、お香作りが行われた。お香は様々な種類の香を調合する為、作り手によって差が出て、各々異なった匂い袋が完成した。
午後は岡山管区檀信徒研修道場恒例の、秦宏典師(岡山市北区不変院住職)による頭の体操・オリエンテーションによってリラックスした後、奥田正叡師(京都府常照寺住職)により、宗門が掲げているテーマ「いのちに合掌」と題して法話をされた。その中でスライドを用いてインドでのお釈迦様の生涯を辿った話。続いで綱脇龍妙上人の生涯と功績に関しての法話に、一同真剣に拝聴した。
再び妙教寺本堂に移動した一行は、壁村事務長導師のもと読経唱題をもって閉講式を行い、次いで垣本良明宗務担当事務長より「本日は足元の悪い中、大変お疲れ様でした。今回もまた、特にトラブルもなく無事に修了しましたこと、嬉しく思います。この研修を糧に、当組寺が益々繁栄されるべく精進して頂ければ幸いです。」と総評された。
その後、今回の研修を無事に修了した証である「修了証」が各々に配付され、参加者一同、修了証と共に各々が作成した「匂い袋」を手にし、帰途についた。