2017年10月1日
今年も秋の交通安全週間が9月21日
今年も秋の交通安全週間が9月21日から30日まで実施された。一時のような死亡率は低下したようだが、未だに交通事故による死者やけが人があとを絶たない。 つい先日も近くの4車線道路で横断歩道を渡っていなかった老人が車にはねられ、救急隊員が心臓マッサージを施しているところを目撃したばかりだ▼歩く人も車を運転する人もまさか自分が事故に遭うとはその瞬間まで思わないに違いない。しかし、それこそが事故に遭う要因かもしれない。危険はいつも身の回りにあるという心構えを持ち、ルールを守るという基本を守っていれば事故はかなり防げるはずだ▼多くの僧侶がそうであるように、小生も檀家への回向や盆の棚経、枕経、通夜などに車を使う。当然、和装での運転になるから草履を履く。これがなかなか危険だ。畳の草履は滑りやすくて運転向きではない。 手首に数珠をかけたまま運転していて数珠がシフトレバーに絡んで怖い思いをしたこともある。事故を起こした車から坊さんが出てきたのではどうにも具合が悪い▼今年初め、免許証の書き換えに行ったら、視力が落ちていて、5年後はもう更新できないだろうと言われた。5年後には73歳になっている。目が見えていてもそろそろ危険な年齢にさしかかる頃だ。その時には潔く免許証を返納しようと決めた。48年間続いてきた無事故無違反に傷をつけたくない。なにより、この身体の中には仏さまがおわすのだから。 (寮)