2017年9月26日
静岡中 富士宮市自證寺で入寺式と本葬儀
【静岡中】富士宮市自證寺で9月26日、第二十六世山田是佑師の入寺式と、今年3月6日に遷化された第二十五世是明院日壽上人(山田是明上人)の本葬儀が行われ、僧侶檀信徒約400人が参列した。
当日、入寺式では大本山池上本門寺貫首の菅野日彰猊下が祝辞で「僧侶は後姿が大事。お経と布教と掃除を、人に見られようが見られまいが勤める後ろ姿こそが、お檀家さんが求める姿です。そんな僧侶を志してほしい」と激励した。是佑師は謝辞で「皆さまから励ましの言葉、お祝いの言葉をいただき、熱いものがこみ上げてきました。これが法悦というものなのかと考えております。皆さまの言葉を心に刻んで、住職として修行してまいります」と決意を述べた。
午後から静岡市池田本山本覚寺の渡邊日心貫首を導師に、先代・山田是明上人の本葬儀が行われた。是明上人は平成5年に同寺の住職に就任し、平成13年に立教開宗七五〇年慶讃事業として書院・庫裡の新築工事を行った。また静岡県中部宗務所第4区参事、協議員を歴任。昭和41年に日本体育大学を卒業してから平成7年まで身延山短期大学、また平成9年から平成11年にかけては身延山高校に教頭として教鞭を執り、宗門内外で人材を養成した。平成14年から平成18年まで総本山身延山久遠寺執事・輪番本部事務長として奉職し、人材育成と祖山の発展に尽力した。
本葬の後、市内のホテルで「偲ぶ会」が開かれ、約200人の僧侶檀信徒が参加して、先代住職の遺徳を称えた。