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2017年9月17日
石川一 第2回「落語でブッダin卯辰」
【石川1】荒天が懸念された9月17日、台風の速度が遅くなったことで無事開催の運びとなった第2回「落語でブッダin卯辰」。会場の妙應寺(森田本淳師)には約50人が集まり、笑いの渦に包まれた。
落語に先立ち、地方では滅多に観られない「お囃子紹介」を披露した。古くから続く太鼓や三味線(佐々木千華さん)が奏でる効果音の説明に、会場からは笑いと驚きの声が聞こえた。次いで、落語家の月亭天使さんが手拭や扇子などの小道具の使い方を説明してから「犬の目」を、尼僧でもある露の団姫さんが大ネタ「地獄八景亡者戯」で会場を沸かせた。観客の一人は「露の団姫さんのユーモアさとお囃子が話を引き立て、贅沢な落語だった」と満足げであった。
森田本淳師は、仏教を身近に感じてもらいたいとの思いから、落語会や朝ヨガを開催している。その思いに落語家も応えてくれるこの会を、今後も続けていきたいと意気込みを語った。