2017年9月13日
静岡東 第三十四回山静教区檀信徒研修道場
【静岡東】九月十三日~九月一四日第三十四回山静教区檀信徒研修道場が身延山研修道場で開催された。檀信徒研修道場は毎年山梨・静岡の各宗務所が交代で務め、本年は静岡県東部宗務所(安藝栄修所長)が担当した。檀信徒十二名の参加があり、開場式で参加者を代表し大川勘太郎氏から日蓮宗徒たる意識向上を願うとの誓いの言葉が述べられた。齋藤紳悟山静教区長は「大聖人のお膝元で修行出来る事に感謝して二日間どうぞ励んでください」と激励の言葉を送った。昼食後十三時より久遠寺祖師堂にて厳修される日蓮聖人報恩読誦会へ参列し、その後行脚して祖廟へ向かい参拝した。研修道場へ戻り釈尊伝、祖師伝と題し身延山布教師である諏訪是隆上人・林是恭上人より講義、夕食後身延町紫雲堂の遠藤敏行氏より、仏道に目覚めたきっかけやご自身の信行体験を交え、檀信徒の心得について講義を頂き参加者はメモを取りながら熱心に聞き入った。その後茶話会が開かれ、参加者の日頃の信行や、日蓮宗寺院・僧侶に対して率直に思う事、施餓鬼やお会式等お寺で行われる各行事に対しての事、お寺をもっと盛り上げていくには何が必要なのかといった事が、指導員の僧侶も交えて予定時間を上回る程熱く話し合われ大変貴重な時間となった。翌朝、四時三十分に起床し本山朝勤へ参列し研修道場へ戻り日昭堂にて朝勤をし、仏祖三宝へ法味を捧げ参加者の信心増進を祈念した。朝食後、お世話になった研修道場の清掃を行い、九時より常唱殿において祖廟別当高野玄隆上人より「霊山身延に関する御書のこと」と題し法話を頂戴し、参加者は改めて日蓮大聖人のお膝元である聖地身延で修行出来る喜びを噛み締めた。
祖廟での唱題行では、お題目一遍一遍に心を添えてお唱えし日蓮大聖人に報恩感謝の意を捧げた。研修道場に戻り閉場式が行われ、法味言上の後参加者を代表し中野典子氏が二日間の無事と指導員にお礼の言葉を述べた。又安藝栄修山静副教区長は、「指導をさせて頂きながら、皆様のお姿が尊く見え私も多くの事を学ばせて頂きました。今回経験された事、そして皆様の信仰の心を今後は周りの方にも伝え、日蓮宗徒の模範となって頂ければ幸いに存じます」と述べ、参加者からは「今後も積極的にお寺の行事には参加し、より良いお寺になる様サポートしていきたい。周りの方にもお題目の信仰って良いものなんだと言う事を伝えていきたい」話した。一泊二日と短い時間ではあったが、指導員・参加者共に刺激を受けた良い研修道場だったようだ。