2017年9月6日
北海道西 日蓮宗聲明師養成講習所
【北海道西】平成二十九年度日蓮宗聲明師養成講習所が札幌市顕本寺(白部哲應住職)に於て9月6日から12日までの7日間開設され、全国から聲明師を志す僧侶45名が入所した。昭和27年9月に静岡県本山蓮永寺で第1回が開設され、今回で59回の開設となる。
主任講師の上田尚教師は「人に教えるということは上から目線ではいけない。主伴となって互いに学んでいくことが大切である」と講義し宗定法要式の理念や聲明をはじめ法要儀式の全ての習得研鑽に励んだ。
9日には法式聲明の普及指導に尽力された「聲明業先師報恩法要」が上田尚教師を導師に、副導師に村上通明師森脇智亮師、首座諸役を河﨑俊宏師吉田静正師牧野博淳師、式衆に受講生が出仕し管区内外の教師が参列し、歴代の聲明導師並びに聲明師への報恩を捧げた。
12日は、顕本寺住職白部哲應師を導師に「顕本寺開創百周年歴代先師報恩並檀信徒物故者追善法要」が講師並びに受講生と檀信徒30名が参列し営まれた。閉講式では顕本寺住職白部哲應師が「開創百周年の年に当山で聲明師養成講習所が開催されたことが喜ばしく、会場寺院として深く感謝したい。受講生の皆さんが今後聲明師を目指し研鑽を深め活躍されることを祈念しております」と感謝の言葉を述べられた。
柘植海潮日蓮宗教務部長は「今後も研鑽を重ね管区の宗祖御降誕八百年慶讃法要では主軸を担い儀式布教の先駆となって頂きたい」と挨拶をした。受講生を代表して下森孝俊師(北海道広教寺修徒)が『僧侶としての一財産を惜しみなく伝えて下さった先生方の御恩をお返しすべく日々精進して参る所存です』と謝辞を述べ閉所した。