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2017年9月2日
北海道陸別町・かつての法華村で慰霊法要
【北海道北】陸別町の前啓寺跡地で青年会(北村舜晴会長)と北海道北部青年会(大村啓眞会長)合同15人の慰霊法要が9月2日に執り行われた。
陸別町には明治45年に始まる宗門計画での山梨県や福岡県からの団体入植による「法華村」と呼ばれる宗門史や北海道史でも他に例を見ない集落があった。その檀信徒の信仰の拠り所として大正元年に前啓寺の前身となる説教所が開設されている。全盛期には多くの人で賑わいを見せていたが、同時に、厳しい寒さによって多くの檀信徒が命を落としたのも事実だ。
青年会は、跡地にある歴代と檀信徒の供養塔、「廣宣院日妙上人(開拓移民団長)彰徳碑」の前で、会員と前啓寺代務住職の久富慈順師が読誦し慰霊の誠を捧げた。若い会員の中には法華村を知らない者も多く、これからも定期的に慰霊法要を行っていくという。