2017年8月19日
大阪三島 第3回子どもお寺体験道場
【大阪三島】久遠結社(望月恵真教導)は、8月19日(土)から20日(日)にかけて、「第3回子どもお寺体験道場」を開催した。参加人数は、生徒が25人、スタッフが9人である。「合掌~心の修養・手と手を合わせてありがとう~」をテーマとし、寺院での修行体験を中心に据えたプログラムである。法話、読経練習、うちわ太鼓練習、浄心行(清掃)、写経等が多くの時間を占め、レクリエーションとしてすいか割り、数珠・風鈴の作成なども取り入れた。
今年度より、当道場は過去の参加者の依頼に応えて参加者条件を変更した。以前は小学3年生からの募集であったが、今年度より小学1年生からの募集である。慣れない環境に緊張する子どもたちが多かったものの、すぐに打ち解けることができた。はしゃぎ過ぎる参加者もいたが、献身的なスタッフの指導と、正座をして心を落ち着ける時間の導入により、動と静が明確な道場となった。
この道場は、あくまでも修行であることをスタッフは強調している。一つ一つの作法を形にすることを意識するため、最後の閉校式では生徒たちも含めた法要を行う。僧侶と共に本堂の中に入り、共に読経し、うちわ太鼓も叩く。そのため、ひとりひとりの生徒が練習に励んでいる姿が見られた。また、法要の完成を目指した技術面の指導のみではなく、「合掌は人への感謝、掃除は心を清めること」を繰り返し強調し、生徒たちの内面の教育も図った。そのための具体的なカリキュラムとしては、法話や、日蓮宗のこども新聞を利用した教師による解説などがある。閉校式において保護者の前で道場内で伝えたことを簡単に復習し、修行を修了した証として、「こぞうさん認定証」を一人一人に授与した。