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2017年8月5日
静岡西 日蓮聖人作と伝わる胎内仏を公開
【静岡西】浜松市天竜区山東にある曹洞宗の光明寺で、開山1300年記念として8月5、6の両日、木像では国内最大級とされる高さ約4㍍の大黒天像の胎内仏を始めて一般公開した。
胎内仏は日蓮聖人の作品と伝わる三面大黒天で高さ15㌢で6本の腕がある三面六臂(ろっぴ)の像。三面の中には憤怒の表情があり、宝珠を持つ手もあった。
同寺の由来書によると昭和2年の火災により初代の大黒天は消失。その近くに在った杉の大木も被災いに遭い、捨てるには、もったいないと昭和12年に仏師が現在の大黒天に作り直され、同寺の檀家が所持していた日蓮聖人の作くと伝わる三面大黒天を像内に納められたという。