全国の通信記事

2017年8月1日

山梨4 日蓮聖人真蹟御本尊大修理帰山報告式

山四170816 (1)【山梨4】8月1日午後3時より、山梨県甲州市勝沼町休息1713の立正寺(岩佐宣寿住職)で「日蓮聖人真蹟御本尊大修理帰山報告式」が、修理を監修された中尾曉文立正大学名誉教授を初めとする宗門関係者、山梨県・甲州市の文化財担当者、檀信徒など、およそ50名が参列して、厳粛に営まれた。
立正寺は文武天皇2年(698)に開創された古刹で、山梨でいちばん初めに創建された寺だといわれている。
文永11年、日蓮聖人がこの地を訪れ、「立正安国論」を説法されたところ、時の学頭は日蓮聖人の弟子となり、全山あげて日蓮宗に改宗したといいう記録がある。
日蓮聖人真蹟御本尊の修理を監修した中尾先生によると、このたび修復された曼荼羅本尊は、弘安4年に身延山で染筆されたもので、「仏滅後二千二百三十余年之間、閻浮提之内未曾有代曼荼羅也」と、日蓮聖人によって初めて顕わされた曼荼羅本尊であると意義深いいわれが記されている。
この御本尊は、今から209年前と74年前に修復されているが、このたびの修復は「立教改宗750年の慶讃事業」によるもので、平成27年1月から京都国立博物館修理工房内にて、宇佐美松鶴堂が修復を担当し、表面の汚れを取り、古い裏打ちをはずして、今後折れや亀裂が生じないように最新の技術で補強した。また江戸時代に修復されたときの記録も軸内に収めたのことである。
見事に修復された日蓮聖人真蹟御本尊を前にして岩佐住職は「このたびの修復について、日蓮宗宗門を初め監修してくださった中尾先生、作業をしてくださった松鶴堂さんに心から感謝申し上げます。これからの御本尊護持については、山梨県や甲州市の文化財担当者に指導を受けながら、檀信徒とともに大切に守って行きたい」と決意を述べていた。

side-niceshot-ttl

写真 2023-01-13 9 02 09

新年のご挨拶。

過去の写真を見る

全国の通信記事

  • 北海道教区
  • 東北教区
  • 北陸教区
  • 北関東教区
  • 北関東教区
  • 千葉教区
  • 京浜教区
  • 山静教区
  • 中部教区
  • 近畿教区
  • 中四国教区
  • 九州教区

ご覧になりたい
教区をクリック
してください

side-report-area01 side-report-area02 side-report-area03 side-report-area04 side-report-area05 side-report-area06 side-report-area07 side-report-area08 side-report-area09 side-report-area10 side-report-area11_off side-report-area12
ひとくち説法
論説
鬼面仏心
購読案内

信行品揃ってます!

日蓮宗新聞社の
ウェブショップ

ウェブショップ
">天野喜孝作 法華経画 グッズショップ
">取扱品目録
日蓮宗のお店のご案内
">電子版日蓮宗新聞試読のご登録
">電子版日蓮宗新聞のご登録
日蓮宗新聞・教誌「正法」電子書籍 試読・購入はこちら

書籍の取り扱い

前へ 次へ
  • 名句で読む「立正安国論」

    中尾堯著
    日蓮宗新聞社
    定価 1,365円

  • 日蓮聖人―その生涯と教え―

    日蓮宗新聞社編
    日蓮宗新聞社
    定価 826円+税

書評
正法
side-bnr07
side-bnr07