2017年7月27日
石川1 海の寺子屋
【石川1】7月27?28海沿いの町福井市大丹生の大乗寺を会場として、海の寺子屋が開催された。35名の子どもたちが金沢駅に集合し、緊張した面持ちでバスに乗り込む子もいれば、心配する親御さんを余所目に元気よく乗り込む子もいた。金沢から大丹生まではバスでおよそ2時間かかるが、子どもたちにとってはその道中も大切なであるようだ。何度も参加している子たちは、友だちとの久しぶりの再会に話を弾ませていた。
例年は、お寺のマナー教室に続いてカヌー体験をしていたが、今年はガラスの小皿作り体験を行った。真っ赤に熱されたガラスが目の前に運ばれると、すぐさま重いコテを使って十字に伸ばし、全体の形を整える。たった三十秒ほどの作業時間ではあるが、レクチャーを受けてから自分の番がくるまでの間、他の子が作業する様子を熱心に観察するなど良い体験となったようだ。翌日完成した小皿は、形や色の伸び具合など様々で、子どもたちは自分の作った記念品に満足気であった。
一泊二日の短い時間ではあるが、読経練習や食法の説明などお寺での学びだけでなく、親元を離れた環境において「ご飯を残さない」「互いに注意」など、子ども同士で助け合いながら過ごす時間から、多くを感じたことだろう。