2017年7月10日
朝7時、小学校へバス通学している娘たちと
朝7時、小学校へバス通学している娘たちとバス停へ。行き先の異なる路線バスが続々とやってくるため、乗り間違えたら一大事。少々不安な娘たちに付き添っている▼そこへ別の学校に通う1年生の圭ちゃんがやってきた。普段はパパと一緒だが、その日は1人。「1人で来たの?」「もう来なくていいよって言ったんだ♪」話をしていると、挙動不審な男性が目にとまった。信号待ちの人に紛れているが、青になっても渡ることなく、時計やこちらを見てソワソワ。目深く被った帽子からチラッと見えたのは…圭ちゃんのパパ!▼心配のあまりこっそり付いてきたらしい。ある時はビルの陰に…ある時は街路樹の陰に。大人から見ればバレバレだが、圭ちゃんは全く気付かない。密かに…でも「頑張れ!」心の声はこっちまで聞こえてくるようだった▼仏さまもこんな風に私たちを見守って下さっているに違いない▼~上手くいってもいかなくても、頑張る時も頑張れない時も、あなたの幸せをただ願っていますよ~▼仏さまの慈悲の眼差しは分け隔てなく我が子(私たち)に向けられている。目に見えなくても親の愛を全身で感じて子どもは羽ばたける。私たちも仏さまが常に心を寄り添わせてくださると思えば、どんな試練も乗り越えられる▼放っておけばダンゴムシに夢中になってバスを見過ごす娘たち。そろそろ私も心を鬼に…いや仏にしてみようと思う。(蛙)