全国の通信記事
2017年6月30日
加賀隨唱上人本葬儀
【静岡中】富士市立圓寺(加賀随晟住職)で、本年6月30日に世寿74歳にて遷化された同寺第二十四世加賀隨唱上人(正真院日康上人)の本葬儀が7月5日、静岡市池田本山本覚寺貫首・渡邊日心猊下を導師に営まれ、僧侶檀信徒約三百人が参列した。
昭和19年に岡山県で生まれた隨唱上人は、中学三年生のときに北山本門寺に修徒として入り、昭和47年に立圓寺住職に就任した。昭和59年には本堂、山門、庫裡、書院、日蓮聖人銅像の落慶ならびに墓地・境内地の整備を成し遂げ、その寺門興隆の功績により日蓮宗管長表彰を受けている。晩年は体調を崩し、平成24年に住職の座を隨晟師に譲り、院首となった。
当日は隨晟住職が「人生において大切なこと、僧侶として大切なことを教えてくれたのは師父です。生前の師父の功績は、皆さまのご厚情があっての上のことだと感じています」と謝辞を述べた。