2017年6月10日
千葉西・富津市妙常寺で第35回信行の集い開催
【千葉西】木更津・富津・君津地区六組寺院連合会による護法統一信行会の「第三十五回信行の集い」を六月十日に、富津市妙常寺(青山泰顕住職)にて開催し、僧侶・檀信徒百名が参加した。
平成二十七年に妙常寺では、本堂の再建工事が完成し、今回の信行の集いにあたり、開堂供養法要を行う運びとなった。
午後一時二十分より唱題行脚。引き続いての開会式で、土井了真所長(長生村法輪寺住職)より、満蔵寺檀徒大和久里美氏に管長表彰が、妙常寺元総代小佐原常蔵氏、齋藤馨氏、池田稔氏に総長表彰が授与された。
午後二時より、開堂供養法要を、千葉県西部管内僧侶有志で構成された雅楽を演奏する会である雅成会会員出仕のもと、青山住職を導師に営まれた。法要後、木村順誠師(木更津市成就寺住職)より、お曼荼羅についての法話があり、本堂再建にあたり青山住職が妙常寺檀徒ために揮毫した、板曼荼羅の意義、尊さを力説した。
その後、雅成会による雅楽演奏会が行われ、普段聞く事の出来ない雅楽の調べに、参拝者一同心地よく酔いしれていた。
閉会式の挨拶で青山住職が「今回の再建事業の発端は、前回妙常寺で行いました信行の集いでした。本堂再建は以前からの悲願で、裏山に植林するなど準備はしていましたが、檀家数も多くなく現実的には大変厳しい状況でした。今回の再建事業は小さい出来事をきっかけに始められ、諸佛諸天善神、日蓮大聖人の御加護を頂いて完成に至ったと思います。良い御縁と御加護を頂けたことをありがたく思っております」と感謝の気持ちを述べた。