2017年5月19日
神奈川1・横浜立正協会百部経記事
【神奈川一部】5月15日から19日の5日間、立正協会主催の自我偈百部経読誦会が行われた。
本年度第84回目となる自我偈百部経読誦会は関東大震災を契機に横浜市内の寺院有志により始められ、時代に合わせて震災、戦災での犠牲者の回向、檀信徒各家の先祖代々の供養、安泰への祈願の為、続けられている。
初日である15日は中区善行寺(灘上謙一住職)において、立正協会の僧侶、檀信徒約50人と共に法要が盛大に行われた。
午後一時より木鉦と太鼓に合わせてお自我偈十巻を拝読したのち、午後二時過ぎより本年度は蔵本和宏日蓮宗常任布教師による法話を聴聞した。蔵本氏は日々の信仰のあり方と臨終の時の姿について説き、参列者一同は感銘を受けながら今一度の日々の信行のありかたを再確認した。午後三時過ぎより再び自我偈が唱えられ、日蓮大聖人報恩の回向、各寺院の先師回向、檀信徒の先祖の回向が読み上げられた。
百部経の行われている5日間は立正協会寺院が日替わり持ち回りで行い、出仕に神奈川県第一部声明師会、法話には布教師会の協力のもと行われた。また中日である18日には国祷会が行われ、本年度中日の会場である南太田常照寺(伊東隆司住職)において、神奈川県第一部修法師会(吉田顕嶺会長)導師のもと法楽加持が行われた。
こうして自我偈百部経読誦会は毎年各会協力のもと盛大に行われている。