2017年5月17日
埼玉・和光市妙典寺で入寺式並びに本葬儀式
【埼玉】5月17日、和光市長光山妙典寺において第五十世永長正典上人入寺式。
並びに、去る平成29年2月7日に遷化された第四十九世永長海晃(慈妙院日典)
上人の本葬義が行われた。
午前11時より、正典上人の入寺式が行われ僧侶・檀信徒約250名が参列した。
法要に先立ち、小林順光宗務総長名の辞令が三枝泰英埼玉県宗務所長によって
正典上人に伝達され法要が進められた。
新住職謝辞では「歴代のお上人が、脈々と当山の法燈を受け継ぎ新倉(にいくら)子安の霊場が今日にいたっています。この由緒深き妙典寺の法燈を、本日多くの皆様の前で継承させていただき誠に光栄なことであるとともに、大変な重責を感じています。これからも精進と努力を重ね当山の護持発展に努めてまいります」と述べた。
午後2時から、前住職第四十九世永長海晃(慈妙院日典)上人の本葬義が、外岡信昭北足立布教会会長を導師に営まれ、前住職の長きに渡る功績と人柄をあらわすように僧侶・檀信徒約300名が参列した。
葬儀委員長を務めた妙顕寺住職・齋藤純孝上人は挨拶のなかで「慈妙院日典上人は、小学校五年生の時に師父を亡くされて、度々卒塔婆を書いてもらうため和光から戸田までの道のりを卒塔婆を持ち徒歩で行き来していたそうで、そのような大変なご苦労をされた日典上人であったからこそ妙典寺様への熱い思いをもって約60年に渡り護持丹精なされたのだと思います」と話した。
遺弟、正典上人は謝辞で「師父は、晩年体調がすぐれず一人では本堂に来ることも出来なくなり、それでも法務をこなそうとしたり、寺の行事を常に気にしていたりと、最後まで勤めを果たそうとしていました。これも60年近く住職をした妙典寺への強い思い、皆々様への感謝の気持ちがあったからだと思います。これからも、皆様方への報恩感謝の気持ちを忘れることなく師父が守り続けた妙典寺を護持できるよう努めて参ります」と述べた。
法要後、本葬儀の導師を務めた外岡会長は参列した僧侶を前に、海晃前住職の無口でとてもシャイな性格であった思い出を話し海晃前住職を偲んだ。