2017年5月7日
石川2 いのりんぴっくin能登・五重塔まつり
【石川2】五月七日、羽咋市本山妙成寺で『いのりんぴっくin能登・五重塔まつり』が開催された。この行事は、妙成寺の五重塔をはじめとする貴重な七堂伽藍を国宝に昇格させるための推進運動の一環で、多くの来寺者が盛りだくさんの様々な催事を楽しんだ。
五重塔の前では塔の建立を発願された寿福院様や寺領と諸堂を寄進された加賀藩前田家の偉徳を偲び、能登伝承の高題目の奉納で始まる慶讃法要が営まれ、併せて花祭りと東日本大震災・熊本大分震災追善と震災復興が祈願された。また法要後には和讃が奉納された。
祖師堂では、加賀友禅技術保存会・加賀友禅作家十名の優美な着物の作品が展示され、併せて本堂での「妙成寺と加賀友禅」と題し催されたトークショーでは、同会会長の中町博志氏と二代・由水十久氏の作家が語る伝統工芸加賀友禅に対する思いやその魅力など興味深い話に満堂の聴衆が聴き入っていた。
あさらには、お茶会や生け花展や本堂での太鼓や能楽・小唄・お琴の奉納演奏が行われ、最後にまつりを締め括る妙成寺伝統の「奴行列(やっこぎょうれつ)」では、艶やかな着物姿の駕籠に乗ったミス加賀友禅や加賀友禅大使が花を添えた。