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2017年5月4日
神奈川2 戦艦爆沈事故犠牲者悼む
【神奈川2】太平洋戦争中に旧日本海軍の戦艦「陸奥」が原因不明の爆発を起こして沈没した際、犠牲となった乗組員を悼む慰霊法要が5月4日、楠山泰道師(横須賀・大明寺住職)を導師に迎え、横須賀市のヴェルニー公園に移設された陸奥の主砲(長さ18・8㍍、重さ102㌧)前で行われた。
法要には、主砲横に設置された「鎮魂」碑の文字を揮毫した書道家・岡枝渡子さん(横須賀市妙寿教会信徒、担任・楠山泰英師)の呼びかけで、「陸奥の里帰りを支援する会」の斎藤隆会長や、吉田雄人横須賀市長も参列した。岡さんは「横須賀や日本の発展を見守ってほしい、尊い犠牲者とともに歩みたい」と話している。
1921年に横須賀で建造された陸奥は43年6月8日、停泊中の山口県周防大島町沖で爆沈。乗組員ら約1470人のうち1121人が犠牲になった