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2017年4月27日
大阪豊能 寂照院日乾上人第382遠忌報恩法要
【大阪豊能】寂照院日乾上人第382遠忌報恩法要が4月27日、日乾上人が能勢地方で初めて法華経を説いた事から「乾師堂」の名
で親しまれている能勢町本縁寺(米田妙泉住職)で開催され、檀信徒約100人が参拝した。
能勢門中15ヵ寺が出仕し、井田法幹師(妙法寺住職)を導師に午前中は読誦会、午後に報恩法要を営み、晴天の空に読経唱題の声がこだました。
その後、髙川豊行師(七寶寺住職)の法話「幸せの相続」を聴聞。
師は「合掌など作法に込められた供養の心、幸せを形作る先人から伝わる智恵を次世代へ伝えるには、家族の会話の時間が大切です」
と説き、参拝者は大きく頷きながら聞き入っていた。
この法要は「本郡授法の唱導師」と敬われる日乾上人(御正当は10月27日)に報恩の誠を捧げるため、立教改宗の前日に僧侶檀信
徒が心を一つにお題目を唱える大切な行事となっている。