2017年4月15日
北海道南 第2回檀信徒研修道場
【北海道南】宗務所(土屋大乗所長)主催の第2回檀信徒研修道場が4月15日と16日の1泊2日の日程で、函館市妙應寺(長田啓明住職)で開催され、檀信徒69名が研鑚を積んだ。参加した道場生が、恒例となった揃いの作務衣に身を包んでの開講式ののち、導師を勤めた土屋所長が「尊い修行をするのだという意識を保ち、たくさんのことを持ち帰って特別な2日間にしてもらいたい」と述べ、道場生を激励した。
初日は長田住職が、六老僧の1人で北海道布教・海外布教の始祖である蓮華阿闍梨日持上人との縁深い寺歴について話し、日持上人所有とされる仏像が特別に披露された。間近で見る布教の足跡に、感動し涙を浮かべながら合掌する道場生の姿も見られた。
「いのちに合掌」のテーマに基づいて教化センターが企画し、管区各会の協力のもとさまざまな研修を盛り込んだ道場。第1回から参加者が倍増した今回は、唱題行や写経に加え、団扇太鼓や和讃、「できるようでできない」ご宝前での焼香の作法などをしっかりと学び、道場生は和やかながらも真剣に修行に励んだ。
修法により開眼された写経が、閉講式で1人ひとりに授与され、道場生はみな達成感に満ちた表情を浮かべていた。
前回に続き2回目の参加となる道場生は、「仲間とともに修行するのが楽しい。強引に誘って連れてきた友人もまた来たいと喜んでくれた。修行の輪が広がってほしい。」と早くも次回の参加への意気込みを語っていた。