2017年3月26日
大阪豊能 第4回能勢クエスト
【大阪豊能】宗務所(山下正淳所長)主催、教化センター企画の第4回「能勢クエスト」が、3月26日、能勢町田尻地区で開催され、僧侶檀信徒45人が参加した。
能勢町の自然やお寺に親しみを持って貰うための「能勢クエスト」は、地図とカードを頼りにお寺を巡り、謎解きをしながらご朱印を集めて最終的な合計ポイントで順位を競う、親子参加型謎解きハイキング。
午前10時半、長久寺(森慶典住職)を出発した元気いっぱいの子どもらは同伴の大人と協力しながら各寺院に設定されたクエストを次々とクリアしていった。
途中、古くは平安時代にさかのぼる歴史を持ち、千利休も愛した伝統の名産品「能勢菊炭」を守り継ぐ、能勢さとやま創造館に立ち寄り、炭焼き師の小谷義隆さん(長久寺檀徒)から『能勢地域一帯で育成されたクヌギを原料とする木炭は、その断面が「菊の花」に似ている事から「菊炭」と呼ばれ、火付き・火持ちが良く、燃え尽きた灰もまた美しいことから茶席では欠かせない炭として用いられています』と説明を受け、参加者は能勢の魅力を再確認していた。
終始、参加者の足取りも軽く、笑顔とハシャギ声はゴールまで絶えなかった。
各賞結果発表の後、山下宗務所長は「今日こうして一緒に楽しく過ごせたのも、法華経の教えが皆さんのご先祖と共にあり、今に伝えられて来たおかげです」と話した。