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2017年3月9日
千葉西 吉野了榮(俊性院日啓)上人本葬儀
【千葉西】長生村本延寺(吉野了廣代務住職)で3月9日(木)10時より、同寺38世・本養寺47世・陽光寺47世吉野了榮(俊性院日啓)上人の本葬儀が土井了真師(長生村法輪寺住職)を導師に執り行われ、法縁・管内有縁の僧侶並びに檀信徒200人が参列した。
吉野了榮師は大正14年生まれで昭和14年に出家得度、法歴は78年に及び、宗務所では参事、協議員を歴任し平成3年には宗務副長を務めた。また、昭和50年より修法師会長として管内修法師をまとめ、新就学児への交通安全祈祷や、青年会の前身である「無畏の会」の結成に関わり、唱題行脚や読誦会を通じ青年僧と一緒に研鑽した。多くを語らず、常に自転車で移動し護寺丹精に励まれる上人の姿は、便利さや合理性を求める現代の後輩僧への模範となっていた。平成18年に一級法功章、平成22年には権大僧正へ昇叙。3月1日遷化。世壽93歳。