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2017年3月6日
栃木 東日本大震災の慰霊と研修
【栃木】3月6日(月)、栃木県宗務所では管内の僧侶11名が、東日本大震災の慰霊と研修を目的に、岩手県大槌町にある蓮乗寺(木藤養顕住職)を訪れた。同寺では震災の津波よって160余名にのぼる檀信徒が犠牲となる中、本堂庫裏もその一連の火災により焼失。苦難を乗り越え昨年、見事再建を果たした。その再建された本堂で、横山真康栃木県宗務所長を導師に、第7回忌慰霊法要を執り行い、震災犠牲者の冥福を祈った。
翌7日は釜石市の仙寿院(芝﨑惠應住職)を訪問。本堂にて法味を言上した後、芝﨑住職から震災当時の状況や、数百人の被災者が同寺に身を寄せた実体験等、映像を交えて説明を受けると共に、震災から6年が経過した現在において被災地が抱える問題や、寺として、そして僧侶としてどうあるべきか貴重な意見を伺い、1泊2日の研修を終えた。