2017年2月26日
愛媛 交通安全大祈祷会・檀信徒信行の集い
【愛媛】二月二十六日、愛媛県今治市の法華寺(中浜町四-一一八)を会場に、東予地区寺院の僧侶八名と約百余名の檀信徒が参加し、今年で第二十八回目の「交通安全大祈祷会」と「檀信徒信行の集い」が盛大に営まれた。
午前中は、依処となる法華寺の讃岐英昌住職の水行の後、世界平和一天四海皆帰妙法と檀信徒の交通安全などの諸願成就を祈念する大祈祷会が行われた。各寺院が持参した信仰旗を先頭に僧侶、檀信徒の読経の大きな声が響き渡った。各寺院の檀信徒が日ごろ、顔を合わせることがない人と話をしながら昼食をした後、僧俗一体となって法要が行われた。
法要前に仏祖三宝さまに奉納された献香・献華・献灯、法要の進行を勤めた司会、読経やお題目の際に拍子を整えた木柾、そして震災、天災の諸々の霊位・参加者各家の霊位の追善回向をされた導師はそれぞれ法華寺の檀信徒が勤めた。年中月行事に参加されている檀信徒が中心となり式衆を勤め、普段とはまた違った真剣な顔で法要に臨んだ。その後、演題「重荷を背負う力を与えたまえ」と題して讃岐英昌専任布教師による法話があり、最後に終了証が手渡され、来年は西条市国安の本妙寺での再会を誓い合って解散した。
この行事は、今回の法華寺から始まり各寺院持ち回りで今日二十八回目を迎え、異体同心の地涌の菩薩である近隣寺院の檀信徒が心をひとつにお題目を唱えるかけがえのない行事である。