2017年2月22日
佐賀 管内の帰山式
【佐賀】昨年11月1日、佐賀県から、初行に籾井恵秀上人、第再行として宮本智行上人が大荒行堂での百日修行に入られた。また、副伝師として五回目の任務になられる松島正英上人も、平成二十八年度の大荒行堂に入行された。
そして、平成29年2月10日、各寺院の檀信徒や管内上人が見守る中、佐賀県からの二人の青年僧と副伝師は、大荒行を成満された。
その帰山の式典は、
2月22日(水)に籾井上人の本経寺(籾井恵親住職)、2月23日(木)に宮本上人の妙海寺(宮本智昭住職)、2月24日(金)に松島上人の國相寺にて行われた。
初行を成満した籾井上人は、厳しい修行でやつれた姿ながらも、新しく伝授された技を、支えて下さった檀信徒や先輩上人に披露された。
二回目の百日を過ごした宮本上人は、人を導くという事の困難さを、その身をもって体験し、またその実体験を基に、これからの布教を強く誓われた。
通算千日の荒修行を終えられた松島上人は、正伝師猊下より「慈覚阿闍梨」の名を頂戴し、この偉業は、何よりも檀信徒の皆様のお力によるのだと、改めて感謝の気持ちを表された。