オピニオン
2017年1月20日
お題目とともに
お釈迦さまは「どうすれば人びとを苦しみから救うことができるか」と修行し悟りを開かれました。そして、たくさんのお経を説かれました。その中に真実の最高のお経『法華経』が説かれました。すべてが仏性(仏さまの心)を持ち、仏さまに成ることができます。仏さまは永遠のいのちを持って、いつも私たちを安らかな仏の心にし、幸せにしたいと願い導いておられます。
日蓮聖人はお題目「南無妙法蓮華経」を唱えることを弘められました。お題目の中には、法華経のすべてと仏さまの真理がそなわっています。まずはお題目を信じることが大切です。赤ちゃんがお母さんを信じ乳を飲むように、お題目を心から信じ命がけで唱えることです。唱えると、仏さまのいのちに包まれ、守られていることがわかり、仏さまの心と一体になって、自分の中の仏さまが顕れてくる。みんなが仏さまのような、安らかな心となるようにお題目を弘めましょう。
(青森県布教師会長・藤本 胤尚)