日蓮宗新聞

2017年1月10日号

ハワイで唯一回向してきた日蓮宗別院

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_d581真珠湾攻撃から75年が経った12月8日、在米国ホノルル領事館と米海軍が共催する初の日米合同追悼式典が、真珠湾フォード島で行われた。式典の実現に寄与したのは、ハワイの仏教寺院で唯一日本軍の戦没者英霊簿を奉安し回向してきたハワイ日蓮宗別院の平井智親主任。この日、平井師は英霊簿を胸に抱きながら、記載された65人とアメリカ側犠牲者約2400人に哀悼の誠を捧げた。
式典には米国海軍、日本の海上自衛隊と宗教者ら約80人が参列。在ホノルル三澤康総領事は、「75年の節目に両国の犠牲者を追悼する式典が真珠湾で初めて開催されたことに大きな意義がある」と述べた。ジョン・フュラー米国海軍ハワイ司令官は不戦の誓いを述べ、両者とも日米の友好関係が何よりも大切であることを強調した。 この日は会場に星条旗と日の丸を掲揚して日米両国の国家を吹奏し、両国の犠牲者を弔う献花が2つ並んだ。
この式典は一部で反発が予想されることから限られた出席者で行われた。日蓮宗ハワイ別院(平井智親主任)では1人でも多くの人に日米双方の犠牲者の慰霊をしてもらおうと、真珠湾での式典に続き、日蓮宗ハワイ別院で慰霊と世界平和祈願法要を開催した。三澤総領事や海上自衛隊関係者、在ハワイ各仏教宗派僧侶など約100人が出席し、お題目が響くなか出席者は焼香し手を合わせた。平井師は「今日の日米の繁栄と強い友好関係を鑑みる時、真珠湾攻撃は不幸な出来事であったものの、その犠牲が今日の平和の礎となり、同じ戦争で散った日米両国の犠牲者は対等に同時に弔うべき戦争の犠牲者である」と語り、世界平和を心から祈った。

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