日蓮宗新聞

2016年12月1日号

日蓮宗加行所始まる

加行所①千葉県市川市大本山中山法華経寺(新井日湛貫首)に日蓮宗加行所(伝主=新井貫首・工藤堯幸伝師)が11月1日に開設され、入行会が営まれた。加行所は来年2月10日まで、僧侶が修法に関する相伝の秘法を授かるために毎年行われる宗門の機関で、今年は初めて入行する僧侶から6回以上の参籠僧までの130人が寒壱百日間の苦修鍊行を積む。

雨の中、緊張の面持ちで初めての行を迎える佐賀県本経寺の籾井恵秀師は、「まずは35日間、仏祖三宝、檀信徒への報恩感謝のお経をあげ続け、自分の修行に臨みたい」と覚悟を見せた。また千葉県長久寺の月﨑了照師を見送りにきた世話人の木村秀夫さん(67)は、「2回目の修行なので厳しさを分かっている。だからお互いに涙が出た。とにかく無事に終えて欲しい」と語った。
入行会では多くの寺族・檀信徒が見守る中、入行僧が宗門の布教伝道の一翼を担う修法道を極めるための覚悟を表す読経を祖師堂いっぱいに響かせた。
小林順光宗務総長は挨拶で入行僧に宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」と平成33年に迎える日蓮聖人降誕800年事業への協力を依頼し、新井伝主らとともに入行僧を激励した。工藤伝師は日蓮聖人ご遺文『富木殿御書』から「夜は眠りを断ち、昼は暇を止めて之を案ぜよ。一生空しく過して万歳悔ゆる事勿れ」をあげ、「このお言葉を壱百日間離すことなく、互いに切磋琢磨して精進を」と訓示した。
加行所に初めて入る僧侶は壱百日後の2月10日の成満会で日蓮宗の修法師としての辞令が下りる。

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新年のご挨拶。

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