2016年12月3日
愛知三河 統一信行大会
【 愛知三河 】愛知三河宗務所(内藤潮耀所長)では、平成二十八年十二月三日に西尾市妙恩寺(太田行圓住職)で統一信行大会が行われた。当管区では平成二十三年に発生した東日本大震災犠牲者が翌年第七回忌を迎えるにあたり、平成二十九年三月に慰霊団参を計画しており、本年より追悼の意を表すべく最初に檀信徒百十二名が集い内藤宗務所長導師のもと震災慰霊法要が営まれた。続いて一龍斎貞鏡師による講談「東日本大震災・語り継ぐ知られざる物語り」が行われた。貞鏡師は被災地を実際に訪れ自分で見たこと、聞いたことを話し大震災の記憶を風化させないこと、また今ある命のありがたさを常に心で感じることがいかに大切かを力強い口調で語った。また昼の休憩時間には熊本地震災害義援チャリティバザーを開催され、大会参加者による善意の売上金は宗務院災害対策本部に送金された。
午後は次年に行われる東日本大震災慰霊団参での海上供養で海に流す「自我偈」の写経を三人一組で行った。参加者の一人は「最近ペンを手にすることが少なくなり時間も掛かりましたし上手にも書けませんでした。」と苦笑いをしていた。その後、三河修法師会により修法による写経への入魂、並びに平和祈願法要が行われ、参加者一同厳粛な面持ちで手をあわせた。そして、最後に内藤宗務所長が「本日、東日本大震災並びに様々な災害犠牲者慰霊のために多くの皆さんが参加してくださいました。この思いをこれからも忘れることなくお題目をお唱えしてまいりましょう。」と挨拶を述べ閉会した。