全国の通信記事
2016年11月4日
熊本 菊池恵楓園物故者慰霊法要
【熊本】熊本県合志市菊池恵柳園内やすらぎ総合会館にて11月4日に菊池恵楓園物故者慰霊法要が営まれた。濵田義正熊本県宗務所長を導師に宗務所職員式衆にて宗務院から前田幸廣人権推進委員会委員長ほか2名、菊池恵楓園入所者約15名が参列するなか、菊池恵楓園物故者への慰霊が行われた。慰霊法要後前田幸廣人権推進委員長よりお話をいただいた後、納骨堂に移動し供養が行われた。菊池恵楓園は明治42年に九州七県のハンセン病療養所として現在地に開設された施設であり現在約250名の入所者が生活している。納骨堂には約1300体の遺骨が納められている。法要が行われたやすらぎ総合会館も熊本地震の影響を受けており。会館内には日蓮宗ほか仏教、神道の祭壇があるが全て転倒し、壁の剥落もあった。会館では入所者の葬儀も行われているため、すぐに復旧に取り掛かり1か月後には会館が使用できるようになった。しかしながら隣の多目的ホールは、まだ復旧の途中であり使用できず、また施設内各建物の外壁や内壁に多数の亀裂が見受けられた。