2016年10月22日
滋賀・チャリコン 女性僧侶ならではの活動に期待
【滋賀】十月二十二日、大津市喜登閣教会(奥邨正寛担任)にて、全国日蓮宗女性教師の会有志による「第六回 各地災害復興支援祈りと音楽のつどい」が開催された。全国から十二人の尼僧が出仕して、日本一の大きさを誇る祖師像に直拝、殉難諸霊位への供養と復興を祈念した。チャリティーコンサートでは、尼僧と信徒のコーラスで仏讃歌を披露、バイオリン独奏曲を山口莉子氏(九頭竜コンクール金賞)が奉納演奏した。参加者からは「琵琶湖のキラキラとしたさざなみに呼応するような、美しい音色に心洗われた」と感嘆の声が上がった。その他、炊き込みご飯の施食供養や、バザー会場も衣類雑貨の他に、産地直送の生鮮品などが出品され大好評。さまざまな催しの中で、復興支援を通じて未信徒と結びつく道がみえた。来賓の佐橋龍岳宗務所長は、継続的な支援活動に意義があり、女性教師ならではの活動に期待と理解を示した。奥邨担任は謝辞の中で、当山安置の祖師像にみられる日蓮聖人青年期のお姿と、信仰の熱意について語り、直拝によって皆の心に刻まれたお姿を力となして、日々お過ごしになるよう願われた