2016年10月14日
新潟北・阿仏房元屋敷で清掃活動
【新潟北】 日蓮聖人が佐渡御流罪の時、島内で第一の信者となった阿仏房夫妻の屋敷跡である佐渡市金井新保の「阿仏房元屋敷」で、10月14・20日、佐渡霊蹟護持会(小瀬代表)主体による清掃活動が行われた。
同敷地は、佐渡市本山妙宣寺(関道雄住職)所有であるが、登記手続き等の問題で手入れが遅れ雑木林となっていた。
清掃当日は、護持会会員5名の他、関住職も作業に加わった。チェーンソーで雑木を切り倒し、草刈り機を用いて密生する篠竹・ススキ類を刈り、2トントラックを5往復させてこれ等廃材を処分、2日間をかけた清掃作業により雑木林から本来の「阿仏房元屋敷」跡へと変貌を遂げ、広々とした平地(約737平方㍍)があらわとなった。
阿仏房夫妻は、日蓮聖人へ夜中に食事を運び配流中の生活を支えた篤信である。その後、阿仏房は聖人のもとで出家し阿仏房日得上人となり、この地に妙宣寺の前身となる阿仏寺を建立した。
関住職によると、本山妙宣寺の開山である阿仏房日得上人の750年遠忌を記念して、同敷地内に小堂や阿仏房夫妻の銅像を建立する予定であるという。