日蓮宗新聞

2016年9月1日号

東京千鳥ヶ淵戦没者追善供養

千鳥ヶ淵① 終戦記念日の8月15日、東京都千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で日蓮宗主催の戦没者追善供養と世界立正平和祈願法要が営まれた。小林順光宗務総長を導師に、式衆の僧侶約30人と参列者約1000人が慰霊のお経とお題目を唱えるとともに、世界の平和を祈念した。
小林総長は、戦没者に慰霊を捧げる表白文で「勝つものは怨みを招き、敗れたるものは苦しみを増す。そのいずれをも離れたる者は、心安らかにして幸いなり」とお釈迦さまの教えをひも解き、「釈迦牟尼世尊は、法華経を説いて共生世界の実現こそ、真実なる世界の姿を示された」と述べ、諸霊が命を賭して求めた安穏な平和世界を築き上げることを誓った。
挨拶に立った中井本秀伝道局長は、宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」での布教方針「合掌」がひたすらに他者を仏さまとして敬った法華経の常不軽菩薩の但行礼拝の精神に則っていることを紹介。1人ひとりの運動での行動が、平和への礎になると述べた。
同墓苑奉仕会の若松重英理事長は、「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」が4月に施行されたことを受け、「1柱でも早く日本へお帰りいただきたい」と挨拶。また「戦後71年が経過し、戦争や平和への意識が希薄化しているのではないか」と始め、日蓮宗が昭和34年の墓苑創設時から法要を営んでいることに謝意を表し、「後世につなげていくためにも、この法要は大きな力になっていく」と期待を寄せた。
同墓苑には軍人・一般人関わらず戦争で犠牲となり遺族に引き渡すことができなかった36万4896柱の遺骨が眠る。昨年と比べ2326柱の遺骨が祖国に帰ってきたことになるが、海外にはいまだ約113万柱が未帰還となっている。

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