全国の通信記事
2016年8月31日号
静岡中 教師大会・夏期講習会
【静岡中】8月31日、静岡県中部宗務所(中條曉秀所長)は静岡駅パルシェにて、教師大会並びに夏期講習会を行った。午前中は日蓮宗常任布教師の大西秀樹上人(松林院住職)により『「いのちに合掌」をどう説くか』という講演を頂戴した。大西上人は自身の宗門運動の体験談を軸に日本人に根付く「先祖供養」の精神を大切にして檀家さんと共に組織で動くことの重要性を説いた。午後には日蓮宗過疎地域寺院活性化検討委員の立石隆教上人(報国寺住職)により『これからの寺院の方向性を考える』という講演を頂戴した。立石上人は人口が減少している現在においてどの寺院にも過疎寺院と同じ問題が起こる可能性があることを強調し、寺の活性化ではなく地域の活性化を考えることが肝要であると説い
た。両師ともに寺院だけの活動には限界があると語り、僧俗一体となった活動がこれからの布教に不可欠であると説いた。
京都1 第70回日蓮宗布教院
【京都1】平成28年度第70回日蓮宗布教院が8月31日から9月14日までの15日間、京都市山科区大本山本圀寺(伊藤瑞叡貫首)で開かれ布教師を目指す僧侶35名が研鑽を積んだ。
最終日の閉院式では宗務総長小林順光師より「現在宗門は宗門運動、立正安国、お題目結縁運動において法華経とお題目の正しい教えにより、安穏なる社会を実現する事を目的として、生きとし生けるすべての命を敬い、慈悲の心をもって合掌する いのちに合掌 をスローガンに掲げ展開しております。平成33年度の宗祖ご降誕800年を迎えるにあたり、布教院を終了された皆さんがこの布教の最前線に立ち、宗祖日蓮大聖人、立正安国論の顕現に向け邁進して頂けるものと確信しております」と院生に向けて祝辞を述べた。続いて院長伊藤瑞叡猊下、主任講師豊田慈證師より院生に向けて挨拶があり、京都市本山本満寺伊丹栄彰猊下、京都市第一部布教師会長大西秀樹師より祝辞が述べられた。
院生達は布教院での研鑽を糧に、宗門興隆を担うべく、それぞれの自坊に戻っていった。
2016年8月30日号
大阪豊能・宗務所、檀信徒協議会共催で総代祖山登詣団参
【大阪豊能】宗務所(山下正淳所長)・檀信徒協議会(泉清会長)共催の総代祖山登詣団参が、8月30、31日に行われ、僧侶・総代・総代夫人58人が参加した。
この団参は総代改選の年に管内各寺院総代一同で身延山へ参拝し、総代としての活躍を誓う目的で始まり今回で2度目。早朝に大阪を出発し午後2時に到着。身支度を整え、御廟所・奥之院思親閣に参拝。本年は『妙蓮尊儀第七百五十遠忌』に当たるため、日蓮聖人が遠く身延から御両親を思い登詣された御姿をしのび、日蓮聖人、妙日・妙蓮尊儀、それぞれの父母・先祖へ手を合わせ、報恩感謝の志を奉げた。
明けて2日目、久遠寺の朝勤に参列した後、村松潮隆布教部長の法話を聴聞。
続いて山下所長を導師に大本堂内陣での総登詣法要を営み、最後に内野日総法主猊下から委嘱を受け、御真骨堂で輪番給仕に臨んだ。一同は心をひとつにお題目を唱え、管内総代を代表して泉清檀信徒協議会会長(能勢町長久寺檀徒)が誓いの言葉を述べた。
参加者は「非常に有意義な団参だった。これから3年間、総代として頑張りますと身延山で直接日蓮聖人にお誓い出来て身の引き締まる思いです」「恥ずかしながら身延山への参拝は今回初めてだったが、参加して本当に良かった。この感動を胸に総代として頑張っていきたい」と述べ、無事登詣団参を終えた。