2016年8月27日
神奈川1 流灯会川施餓鬼法要
【神奈川1】平成28年8月27日、横浜市中区末吉町、大岡川沿いにおいて、立正和協会(原慎定会長)主催の流灯会川施餓鬼法要が営まれ、200人の僧侶・寺庭婦人・檀信徒が参列した。
この度で68回目を迎えた流灯会、本年も各家先祖代々の霊位、太平洋戦争並びに横浜・川崎大空襲犠牲者の霊位、各地天災人災被害者の霊位等に向け、供養の灯篭、約300個を大岡川へと流した。
雨の中での灯篭流しとなったが、老若男女問わず、多くの人々が流れゆく灯篭に向かい、手を合わせていた。
原会長は法要後の挨拶で「昭和20年5月29日、横浜大空襲では多くの方々が戦火に煽られて、この大岡川に飛び込み亡くなったと聞いております。過去の記憶が直接伝わるのは二世代か三世代くらいまででしょう。これをさらに伝えていくためには世代間の協力が必要となります。次の世代へ戦争の悲惨さを伝え、被害にあわれた方々の苦しみを共有するためにも、この灯篭流しの供養を幾久しく続けていくことが私たちの使命であると感じております」と伝えていくこと、続けていくことの大切さを述べた。