2016年6月26日
新潟北・護法統一信行会で妙蓮尊儀第750遠忌法要
【新潟北】新潟北部宗務所では6月26日(日)、宗祖が佐渡の当地より小湊のご両親のお墓を遥拝された思親の霊場である御松山実相寺(佐渡市市野沢 佐渡友隆徳住職)を会場に平成28年度護法統一信行会(新潟北部宗務所・新潟北部檀信徒協議会共催)を開催。檀信徒48名参列の中、豊田見栄宗務所長導師のもと妙蓮尊儀750遠忌法要を厳修した。
法要に先立ち、千葉県小湊両親閣妙蓮寺住職上村貞雄上人(日蓮宗常任布教師)を講師に迎え「いのちに合掌ー報恩を元として」を演題に説教をいただいた。説教では「四恩(父母、国・国主、人々、仏祖三宝)によって私達は生かされているということに気付くこと(知恩)が大切で、その恩を知り少しでも自分の力で報いること(報恩)が菩薩行となる」と説かれた。また荻原井泉水という俳人の随筆中の「豆腐」について書かれた文を紹介、「与えられた時、場所、相手に応じて適応し、しかも相手をも生かしていく」ということが菩薩行であり、相手を生かしていくことによって、自分が生かされていくような人間になりましょうというのがお題目の教えであり、それが自然にできているのが本来の親子の姿である」と締められた。
法要後、参加者による写経を行い、写経されたものは妙蓮寺に納経される。