ひとくち説法

2016年5月20日号

合掌

法華経はお釈迦さまの誓願と大慈悲の経典と言えます。
誓願は『方便品』の
我本立誓願 如我等無異です。
大慈悲は『如来寿量品』の
毎自作是念 速成就仏身です。
誓願は「すべての生きる力」です。
大慈悲は「すべてを生かす力」です。
これが法華経の信仰です。
法華経の合掌とは、釈尊の誓願と大慈悲の世界が持つ、この「二つの力」を融合させる姿です。
この「二つの力」が昇華したのが、南無妙法蓮華経のお題目です。
合掌して唱題することは
「すべての生きる力」を体内に知り
「すべてを生かす力」を世間に示すことなのです。

(和歌山県布教師会長 ・村田龍学)

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2016年5月10日号

一人はみんなのために

昨年のラグビーワールドカップで、日本代表チームの快進撃は、歴史的快挙と称えられ、連日の報道では、五郎丸選手のキック前のルーティーンが話題となり、ルール以外のところでもファンが急増するという現象が起こりました。
ラグビーには「One for all,All for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」という有名な名言があります。これはアレクサンドル・デュマの『三銃士』が原典ですが、ラグビーだけではなく、生活を営むにも大切な言葉だと思います。
宗門運動のスローガン「いのちに合掌」では、種をまき、育て、花を咲かせ、実をつけるという一連の運動を提唱しています。この運動の担い手である私たち一人ひとりが、みんなのために種をまき、育てるという自覚と行動こそが、宗祖のご降誕をお祝いし、安穏な社会を実現する原点であると言えます。
(奈良県布教師会長・岡田法顯)

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2016年5月1日号

剣道の指導をして

少年剣道の指導を始めて、もうじき50年になります。自分の技を磨くだけではなく、技術と人格向上に向けて教えることの難しさを痛感しています。
剣道の理念の中に、「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」とあり、剣道修練の心構えとして、「剣道を正しく真剣に学び心身を練磨して旺盛なる気力を養い、剣道の特性を通じて礼節を尊び、信義を重んじて誠を尽くして、常に自己の修練に努め、以て国家社会を愛して広く人類の平和繁栄に寄与せんとするものである」と示されています。
剣道の技術を磨き自己の心と躯を鍛えるのは当然のことですが、親や先生、友だちやお世話になった人たちに対し、挨拶や礼節を行うことが大切です。
相通じる日蓮聖人の法華経の教えとともに、皆で精進して行きたいと思います。

(滋賀県布教師会長・福山賢修)

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