2016年4月29日
兵庫北 第49回護法大会開催
【兵庫北】宗務所主催(宮﨑英一宗務所長・豊岡市出石町本高寺住職)の第四49回護法大会が4月29日、養父市ビバホールを会場に開催され、各地より僧侶と檀信徒を合わせて250人が出席した。
午前10時より田邊忠司檀信徒協議会副会長(美方郡新温泉町栄福寺檀家総代)が、開会のことばを述べた後、宮﨑英一宗務所長の発音で、熊本地震の犠牲者の冥福と復興を願ってお題目を三唱し、挨拶が行われ、その後、宿南登檀信徒協義会会長(養父市八鹿町実行寺檀家総代)の挨拶が行われた。
そして、10時20分からは「本当のしあわせ(安穏)とは」?命に合掌? と題して蔵本智宏師(島根県益田市妙法寺住職)の講演が行われた。
蔵本師は、母を亡くした中学生の女の子が助産師になる事を決心した事。山口県岩国商高野球部の足の不自由なマネージャー吉本光佑さんが、甲子園大会でベンチ入りした事。癌を発病した知人の娘さんが、その闘病生活を克服して福祉関係の仕事に就いた事など、「本当のしあわせは、人を喜ばせ・役に立つことに気付き、それを行動に移すこと」と、約一時間半にわたって講演が行われ、会場の檀信徒は熱心に耳を傾けていた。
その後、松村貫昌協議員議長(養父市法華寺住職)の謝辞が述べられ午前の日程が終了した。
昼食をはさんで午後からは、熊本地震の犠牲者の追善菩提を含む法要が行われ、次に寺庭婦人会の皆さんによって宗歌・仏讃歌・和讃が奉唱された。
そして、最後に吉田秀夫檀信徒協議会副会長(朝来市生野町本源寺総代)のあいさつが行われて、午後3時前に閉会した。
なお、今回の大会会場には、熊本地震の義援金箱が設けられ、92,307円の浄財が寄せられた。