全国の通信記事
2016年3月24日号
大阪市 檀信徒研修会
【大阪市】3月5日(土)大阪府社会福祉指導センターで、大阪市宗務所主催の檀信徒研修会が開催され管内教師・檀信徒約80名の参加があった。
檀信徒研修会は、元々宗務所と布教師会が各々で行っていた研修会を、より多くの一般檀信徒の方々にも参加して戴くために、平成19年度より、宗務所主催で一括して行うことを決定したことが始まりである。
研修会では、松井英光宗務所長、武田家治檀信徒協議会長の挨拶の後、昨年度から引き続いてのテーマである「日蓮聖人のお声を聴く-信心の相続-」という講題で、有本智成師(大阪市天王寺区 宗林寺住職)による講義が行われた。有本師は、大聖人の御遺文を通して、我々が常日頃から心がけ、精進していかなければならないことをわかりやすく、時にユーモアを織り交ぜながらお話され、聴衆を引き付けていた。また、宗教から離れつつある次世代に、如何にして信心を深め、信仰の大切さを伝えていかなければならないかを問い直し再確認され講義を終えられた。3時間という短い時間であったが、参加者は最後まで熱心に聴講されていた。
大阪三島教師研修会
【大阪三島】宗務所は三月二十四日(木)、宗務所(妙浄寺)において教師研修会を開催した。これは、普段唱える機会の少ない初伽陀の練習を目的としたものである。講師として大阪府三島声明師会会長長谷川鳳秀師と、同じく声明師会の掛下久生師を招き、十四名の教師が参加した。
初伽陀は、日蓮宗の声明のひとつであるが、いわゆる「宗定七曲」(もっとも重要な七曲)の中には含まれていない。そのため唱える機会が格段に少ない。日蓮宗僧侶としての意識を向上するため、今回大阪府三島宗務所は練習の場を設けた。実際の研修はまず二十分程度の座学から始まり、その後は一時間程度の実践となった。実戦は本山の本堂に入堂する場面を想定した。十数名の力強い声明に、教師一同声明への意識を一層高めることができた。
2016年3月23日号
愛媛 法善寺彼岸会
【愛媛】平成二十八年三月二十三日(水)(旧暦二月十六日釈尊涅槃会の聖日)愛媛県松山市北条辻1358本妙山法善寺村口泰則住職にて、法要十分前に明治十年西南戦争時供失、平成十五年に復元の百三貫の梵鐘が鳴らされ檀信徒一同参集、五分前昇堂太鼓お題目にて入堂、
午後二時より本堂にて、春季彼岸会大法要が五名にて開式された。法要厳修後
午後二時四十分より 本年大荒行堂一百日成満聖僧のお彼岸会記念法話が第再行、西条市本妙寺副住職 村口泰淳日静上人から『六波羅蜜とは』と題して、
(布施 ふせ)ー財や心を他の人に施し、
(持戒 じかい)自身を戒め人に迷惑をかけない
(忍辱 にんいく)いやな事があっても怒らない、不平不満を言わない
(精進 しょうじん)努力を惜しまず、自ら進んで動く
(禅定 ぜんじょう)心和静かに保ち、深く物事を考え、反省を忘れない
(智慧 ちえ)真実をありの儘見て、正しい判断をし、正しく行動する等
大荒行での色々な貴重な体験を踏まえたお彼岸本来の仏道修行週間への貴重な体験談。
午後三時よりは、境内宗祖鎌倉辻説法永代供養銅像の前にて、祈念修法、次いで、法善寺第二十六世村口泰則住職より報告文を言上し、平成二十七年度寒修行での浄財を寄付された広島龍華寺の早期復興等ご回向された。
午後三時半より、清正公諸天善神堂にて、特別祈祷、加持修法会奉行に第初行 今治市 法徳寺副住職太田博章日辮上人、法善寺副住職村口泰寛日穏が助經・修徒智秀も太鼓で奉仕した。