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2016年3月27日
兵庫西・法徳寺春季大祭典で高齢のやくよけ餅まき
【兵庫西】朝から晴天に恵まれた3月27日、兵庫県加古川市法徳寺(花房英俊住職)に於いて、毎年恒例の春季大祭典が行われた。これは例年3月末の日曜日に行われている法要で、この日は朝から読誦会が行われ、その後参拝者の祈願や管内布教師に寄る法話が行われた後、厄年の人が撒く厄除けの餅撒きが執り行われた。
この行事の歴史は古く今から100年程前の法徳寺が教会だった頃から毎年行われているそうだ。昔はこの日になると、教会周辺を多くの露店が取り囲み、当に地域のお祭りとなっていたとのこと。今でこそ露店は無くなったが、今年も餅撒きの時間になると、地域の子供連れの方々がお寺に足を運び、餅撒きの矢倉を取り囲んだ。総勢150人程が境内で矢倉を取り囲むと、厄年の男女計8名に依って、盛大な餅撒きが2回に分けて行われた。
総代の本岡和久氏は「時代は年々変わってきて、その流れに合わせるのは大変なことですが、このように昔から続く地域の行事がこの法徳寺を中心として行えるのは嬉しいことです。」と話して下さった。