2016年3月6日
千葉西・本山藻原寺で国祷会
【千葉西】茂原市本山東身延藻原寺(持田日勇貫首)では、3月6日(日)午後二時に「東日本大震災第六回忌慰霊法要 荒行堂出行僧成満国祷会」が持田貫首を導師に厳修され、式衆には本年度の大荒行堂を成満した千葉県西部管内荒行僧7名と山務員が勤め、檀信徒50名が参列した。
午後1時半から大堂前にて管内の荒行僧七名による迫力ある水行式が行われ、午後2時からの法要に先立ち藻原寺柔和会と檀信徒有志による行僧歓迎和讃の奉唱で開式した。式中に持田貫首による追悼文が読み上げられた。荒行僧を代表して第参行の田澤裕泰師が(茂原市・妙弘寺修徒)挨拶し、修行中に先輩僧から言われた「慰霊無くして御祈祷は有り得ない」という言葉から、「修行したことで自分自身に過信することなく、神様や御先祖様の力をお借りして、それに恩返しをする姿勢が大切」と話した。最後に持田貫首が挨拶し、「あれから5年経って我々は普通の生活に戻っているが、風化させてはいけない」と話し、「この時季になると東京大空襲を忘れる事ができない」と昭和20年3月10日の東京大空襲に触れ、自身が空襲を経験したからこそ思う慰霊の大切さを語った。
田澤裕泰通信員