全国の通信記事
2016年1月26日号
千葉北 中山法華経寺で防火訓練
【千葉北】1月26日、法華経寺(新井日湛貫首)で防火訓練があった。この訓練は1949年1月26日、奈良県法隆寺金堂の国宝壁画が焼損したのを機に制定された文化財防火デーを教訓に市川市消防局や市川市と共に実施している。午前10時の訓練開始と共に祖師堂より火災が発生したという想定で119番通報後に、塔頭の浄光院(緑谷一雄住職)付属のみどり幼稚園4歳児約70名が徒歩で避難を行った。また負傷者の救護や宝物の移動など同寺僧侶を初めとした参加者が手際よく行った。法華経寺職員や近隣住民で組織される自衛消防隊も訓練に参加するなど寺院関係者のみでなく地域一体となり消防訓練は進行した。避難後には消防車やポンプ車などが一斉放水を行い祖師堂に向け水が弧を描き見学者より歓声が上がった。訓練終了後新井貫首は明治期における同寺の火災について触れるとともに、今後も失火には十分注意し宝物護持に努めたいと語った。
2016年1月24日号
神奈川3 第4回 お寺であそぼう
【神奈川3】青年会(阿部全雄会長)は平成28年1月24日(日)小田原市蓮華寺(羽田鳳照住職)を会場に今回開催で通算4回目となる「お寺であそぼう」を開催した。「お寺であそぼう」では毎年夏に主催する「サマースクール」に参加した経験の子供を対象に更なる寺院・僧侶との親睦を深めるために開催し、さらにお寺にご縁のない方にも広く募り、今開催では子供36名・大人24名の計60名が参加した。
午前10時に参加者が集合し、参加者の当日の無事円成・家内安全・発育成就を本堂にて祈願。その後、境内駐車場に移動し、餅つきを開始。それぞれに餅をつきながら、出来たての餅を頬張った。さらに会員が準備した豚汁もふるまい寒風で冷えた体を温めた。
食事後には客殿にて、会員指導のもと割りばし鉄砲を作成し的あてを行うなど、全日本あすなろ腹話術協会・及川幸子氏を招き餅つきの手遊びや腹話術を鑑賞し、解散となった。参加者からは「ご祈祷の迫力がすごかった」「お餅が美味しかった」「腹話術が楽しかった」との声が聴かれた。
2016年1月21日号
新潟西 高田寒修行団が寒行
【新潟西】1月21~2月3日の大寒から節分の間、上越市高田地区の9ヵ寺で構成される「高田寒修行団」が寒行を行った。高田の街中は「雁木」と呼ばれる雪をしのぐための街路があり、僧侶(教師)・檀信徒が8つの班に分かれてこの街路を提灯を先頭にした隊列で唱題行脚、各家から浄財喜捨を募る。
今年、上越地方は雪の少ない冬だったが、何度か風雪に見舞われたことも。宿寺となった長遠寺(岡観浄住職)には各寺から毎夜約40名の檀信徒が集まり寒行に参加した。集まった浄財は後日、市の社会福祉協議会に寄付された。